本日の稽古

本日の稽古 2014年6月14日

 

本日は塩屋先生が指導員講習会参加のため、子供の部は近森が、成人の部は星野先生が代稽古をいたしました。

 

**子供の部**

 

「統一道」

立ち姿

正坐の統一

折れない腕

持ち上がらない腕

手を前に出しての統一

 

「独り技」

2教

小手下ろし

 

「後ろ受け身技」

 

**成人の部**

 

「統一道」

立ち姿:自然と立って、上半身を気持ち前に傾け、一点に「乗っかる」感覚で立つ。押された時には相手の手をまったく意識せず、上半身も力をいれずに、リラックスをしたままにする。押し返したくなるがそこは、氣にせず放っておくこと。

 

持ち上がらない腕:まずは、統一体でだす。腕を出す時にその統一体を乱さないよう氣を付ける。腕を出した時に体が反り気味になる場合が多いので、氣を付ける。腕に全身の重みをあずけて、相手に体全体を上げてもらうようにする。その時肩の力をぬいて上がらないように氣をつける。

 

「片手どり」

片手どりの基本は受けの手先の導き。取りに来た相手を崩すには相手の手が真下に崩せる方向があるのでその方向を意識してくずす。その方向の真上には相手の手を上げることが出来る。

 

一教入り身(楷書):導いた手は相手に返すこと。外側にずれると相手が崩れない。また、一教の手は緩めないこと。

 

一教入り身(行書):相手が取りに来るので、その場からいなくなり、その氣の方向に少し導いてやると自然に相手をくずすことが出来る。あとは、楷書と一緒。

 

転換で入って小手下ろし:いったん崩した手は転換で入るときに緩めないように注意すること。崩した状態をキープしてさらに小手下ろしの状況に導く。小手下ろしは腰から導くこと。

 

恩賜の御衣:受けが取りにきた氣を転換でそのまま導く。転換が遅れやすいので氣を付ける。導きはいったん相手の立場に入るまで待つこと。先に行き過ぎると重くなる。感覚としては受けの後ろに入り、そこから押してやる感覚。

 

片手どりの他の技(転換前方投げ、切り返し、ボール投げ)も相手の後ろから導く感覚。

 

「片手交差取り」

呼吸投げ(行書):相手が取りに来た時自分の後ろに導かない事。上に相手の氣の方向を変える。下方に導くときに必ずもう片方の手であいての首も下方に導くこと。その後の上方への導きは指先より行う。ひじから上げやすいので注意すること。最後は相手に完全に氣を返しきること。常にリラックスは忘れずに。

 

最後に正坐の統一で終わり。周りの空気と同化する感覚で心を静める。

 

以上、でした。