本日の稽古

本日の稽古:2014年5月3日

 

正坐の統一

* 拡大法、集中法、氣の呼吸法

 

後ろ受け身

*受け身を取ったとる時は投げの手に氣を向けて、自然に天井を見る形で最後受け身を取る。このとき、後ろを振り返って投げの手を見てはいけない。

 

独り技

* 腕振り運動:腕を振り終わった姿勢での統一体の確認。このとき腕に力が入っていると若干体の前に残ってしまい、肩の方に押されると動きやすい。立ち姿の時の腕の位置になるのが正しい。

* 一教運動:腕を前に出す時に、一点が上に伸び上がりやすいので氣を付けること。一点はあくまでも平行移動。腕は動かすのではなく一点に自然と付いてくる感覚。

前後技を八方技では、必ず先に氣を次に行く方向に向けてから体が自然に付いてくる感覚で行うこと。

* 全体通し

 

これより技

* 片手交差取り呼吸投げ:入り身で飛び込むときには掴まれた手は決して相手の方向に動かさないこと。相手の腕の氣はこちらに向かっているのでぶつかってしまう。どちらかというと相手の氣に合流するように若干相手が前につんのめる方向に導く。やり過ぎても抵抗されるので自然に導く。

自由な手も先ずは万歳をすること。万歳の後は体全体を使って相手を先ずは下方に導き自分の回転に一緒に導いて、最後掴まれた腕で上方に導く。このとき十分に手先を相手方向に返すこと。そうすることで相手がよりくずれ、自然を受け身を取らざるを得なくなる。

 

* 片手どり転換呼吸投げ(恩師の御衣):転換の前に、一点を先ずは持たれて所に近づける。持たれたところは動かさない。十分近づいたら、持たれたところを中心に転換。この時も上記同様に、若干相手を氣の方向である前に導くとよい。転換のあと相手を導いて前方に移動し、自分はいったん止まって相手が前まで来たら一点を使って下方にくずす。このとき腕をあげない。(緩ませない)一点をさげたら、今度は上に導く。このとき、相手を後ろに投げようとして相手の方向に腕を動かさないこと。ぶつかってしまう。上に導くことでその下を相手が前方に受け身を取らざるを得ないようにする感覚。

受け身は最後まで手を離さずに、身を守るため前方に受け身を取る。まさしく、後ろ受け身の稽古を同じ。

 

* 後ろどり呼吸投げ:要点は抱えられた腕を返すことで、受けの氣を前に導くところ。投げるとき腰投げにならないように氣を付ける。あくまでも、上下の導きで、自分がいなくなる感覚。また、抱えられた時は氣を後ろに引かず前に出し続けること。

 

* 肩取り一教入り身:相手が肩を取りに来たら、先ずその手を軽く下方に払い、その後、後ろに下がって、前足をひきつける。そうすることで、受けの手が伸び、体が前方に崩れる。そのまま、受けの手を上に導き、一点から入り身で受けに向かって万歳をしながら入ってから、真下に受けの手が自分の行って殷の下に来るように導いて体ごと崩す。一連の動作中一教を決めた手が緩まないようにすること。

 

以上でした